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第71問 日本語の文法の問題

次の文の***の部分に入れる助詞としては、どれがもっとも適していると考えられるでしょうか。下の4つの中からひとつ選んでください。

停留所まであわてて走っていったが、バスは出たばかりだった。間の悪いことに、雨***降り出した。

a. が
b. も
c. さえ
d. なんかが


解答・解説

正解はc。

a. からd. までをそれぞれに入れて読んでみると、どれもいちおうは文章として成り立ちます。そこで、どれが最適かを考えてみましょう。

決め手は第1文と第2文の文脈で、「さらに状況が悪化している」ことに対する感情的な意味合い(困惑やいらだちなど)がうまく表現できているかどうかです。

a. は単純に主語を示す格助詞の「が」ですから、雨が降り始めた事実を淡々と述べている感じで、いまひとつピンと来ません。b. は「同類がある」ことを示す副助詞で、「バスが出たばかりだった」ことに「雨」が加わったと言っていますから、a. よりはましですが、感情表現がまだ十分ではありません。d. は「バスが出たばかり」なのに、タイミング悪く雨なんかが降ってきやがった、と言っており、感情的な色づけは十分ですが、残念ながら文章全体の雰囲気と合わない口語的な表現なので不適切。というわけで正解はc. になります。

さて、この「さえ」を文法的に説明すると、「〜ばかりでなく、さらに〜も加わって」といった「添加」の意味を持つ助詞(副助詞)です。語源は「添え」だと言われています。ほかに、ここでは「まで」(事態の及ぶ範囲が限界に達したことを表す副助詞)も使えますね。「すら」も考えられますが、ちょっと古めかしいというか、形式張っているため、ここではどうかなと思います。現代では「添加」の用法では「さえ」より「まで」を使うことのほうが多くなっているそうです(「○○先生にまで怒られてしまった」)。

 

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