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第87問 日本語の用語の問題

次の文は単行本の翻訳で、修正すべき箇所がひとつあります。それをどう訂正したらよいか、下の4つの中からひとつ選んでください。

カナダのエスキモーは北極圏のツンドラ地帯に住み、魚や海鳥、海洋哺乳類の狩猟によって生活を支えてきた。

a. 「エスキモー」を「イヌイット」にする
b. 「北極圏のツンドラ地帯」を「極北ツンドラ地帯」にする
c. 「海洋哺乳類」を「海獣」にする
d. 「生活を支えてきた」を「生計を立ててきた」にする


解答・解説

正解はa。

「エスキモー」は差別語の可能性があるため、このケースでは「イヌイット」にした方がよいでしょう。「エスキモー」という言葉は東カナダのクリー族の「生肉を食べる者」という意味の言葉から派生したため、カナダでは差別語だと考えられ、「イヌイット」に置き換えられたそうです。

ただ、この理由で呼称を「エスキモー」から「イヌイット」に換えるべきなのはカナダの先住民についてであって、アラスカの先住民は対外的に自ら「エスキモー」を名乗ってもおり、多数派の名称である「イヌイット」を使って十把一絡げにされるほうが差別的だとみなすようです。

北極圏という非常に広い地域に住んでいる人々を、ひとまとめにして考えるほうが非常識なのでしょう。このように、ひと口に差別語と言っても様々なケースがありますから注意が必要です。ウィキペディアのエスキモーの項なども参考にしてください。

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