DHC-オンライン講座
文系の人にもわかる HTML入門

はじめに

この『文系の人にもわかるHTML入門』では、ホームページがどのような仕組みになっているのかを「HTML」というホームページ作成用の言語をとおして説明していきます。 ホームページを作ってみたい方やコンピューター関連の翻訳をなさっている方、あるいはその勉強をなさっている方はもちろんですが、文系の翻訳をなさっている方にも知っておいていただきたい、ホームページの裏側にある「思想」「発想」も解説していきます。

この講座の内容をきちんとマスターすれば、ご自分のホームページを作成するのに必要な知識はもちろん得られます。 しかし、それだけではなく、HTMLを介して、ホームページという仕組みを作り上げた人々の考え方、コンピューターやインターネットという便利なものを作り出した人々の頭の中にある発想法や思考法に触れることができます。 それは、これからホームページを作成しようと思っている人にはもちろん、文系の翻訳しかしない人にとっても、大きな財産になるはずです。 政治、経済、文化など、世の中のほとんどすべてに、インターネットが影響を与える時代になってしまったのです。 よきにつけ悪しきにつけ、この講座で紹介するコンピューター的な考え方が、世の中の重要な位置を占める時代になったのです。

タイトルにもあるとおり、この講座を受講するにあたって、数学やプログラミングなどの「理系」の知識は必要ありません。 ホームページを閲覧できる環境があって、パソコンのワープロソフトを使って文書を作成・印刷したことがあればどなたでも受講できます。 文系の出版翻訳を目指す方などを含め、どなたにもなじみのある題材を使って学んでいきます。

このページをお読みの方の中には翻訳者を目指していらっしゃる方も多いでしょうが、たとえ出版翻訳を志しているとしても、インターネットを使わないで1冊の本を訳すということは考えられない時代になっています。 インターネットがうまく使いこなせれば、資料探しに図書館をはしごする必要は(滅多に)なくなります。 翻訳会社のトライアルへの応募も、クライアントとの原稿のやり取りもすべてインターネットで行う時代になったのです。 これから、翻訳者として収入を得ていこうとすればインターネットとつきあっていくしかないのです。 とくに、コンピューター関連の翻訳者を目指すのならば、HTMLに対する理解は、受注できる仕事の種類を大きく左右するでしょう。

コンピュータ関連の翻訳をしている方、これからしてみようと考えている方にとっては、最初にHTMLの勉強は最適だと思います。 コンピューターを動かすための「プログラム」を作ってみるのもよいのですが、初心者にはちょっと敷居が高いことも事実です。 その点HTMLから始めれば、難しい概念を学ばなくても簡単に楽しくコンピューター的な発想法に接することができ、そういった発想を活用できるようになるでしょう。 そういった考え方に触れておけば、翻訳の際にもピンと来る場面が増えますし、はっきりとはわからなくても、想像力が働くようになるはずです。

もちろん、翻訳とは関係なく、ホームページやその作り方について学びたい方も大歓迎です。 オークションの自分の商品ページや自分のブログのページをもう少しきれいに飾りたいと思っている方にもお役に立つでしょう。

この講座では、文系の人にもなじみの深いトピックを使ってホームページの作り方を、一歩一歩学んでいきます。 難しい概念を真正面から「定義」するのではなく、実例をとおして直感的に、感覚的に理解できるように進めていきます。

ホームページを見るのは簡単です。 でも、作るのもそんなに難しくはありません。 さあ一緒に始めましょう!

2013年4月

武舎広幸

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